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ポール・ゴーギャン/タ・マテテ(市場)-3

一枚の絵に秘められた物語

「タ・マテテ(市場)」 ポール・ゴーギャン(1892)油彩 スイス バーゼル私立美術館蔵
ポール・ゴーギャン作 タ・マテテ(市場)

人物たちの手のしぐさは何を意味・・・?

 もうひとつの謎は、描かれた女性たちのしぐさです。互いに顔を見交わす2人の女性は、鮮やかな色彩をもってディテールまでしっかりと描きこまれ、この絵の心理的な中心を成していることがわかります。しかし他の人物はいずれも顔をそむけてしまいます。彼女たちの間に一体なにがあったのでしょう。
 一説には、様式的に描かれた女性たちの手の形には口論を示唆するものが読み取れるのだとか。また右端に立つ女性(女装をした男性だという説説も)だけが他とは異なる服装をし、ベンチの女性たちを凝視していることから、そこになにか言い争いがあったのでは・・・という想像をかきたててくれます。
 タヒチの原語は多用な意味があり「タ・マテテ」というタイトルも「私たちは、今日は市場には行かない」と訳されることも。それもまた、この絵に対する解釈をなおいっそう複雑で神秘的なものにしているのです。


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代表取締役 登坂勇

「芸術の大衆化」を目指して

 長引く景気低迷にあえぎながらも、我々の周囲には溢れるほどの物質と情報が氾濫しています。かつてあれほど憧憬され期待された21世紀は確かにどこか歪な形で豊かな現在となり、同時に空球な日常となってしまったかのようです。
 耳を疑うような事件が繰り返される日々の中で、それでも遠く赤道のあたり、砂漠に緑を植え続ける人々がいます。
 環境を整備し、水を与えれば必ず息吹は蘇る・・・それは今ここに生きる我々にも言えることでは無いでしょうか。
 心の豊かさを忘れ日々の生活に疲れたそのとき、瑞々しさを取り戻すためには、アールブリアン株式会社が1985年創設以来変わらずに訴えてきた「感動する心」、それこそが、最も重要な生きる糧になるのではないかと我々は考えます。
 いつでも気軽に「感動」のきっかけとなりうる、芸術にふれられるように、我々は砂漠に緑を植えるべく、芸術の大衆化を目指し、真の豊かさを想像する環境造り追求してまいります。

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